医療レーザー脱毛(Lumenis LightSheer)
医療レーザー脱毛とは、医療機関で医師の管理下で行うレーザー脱毛のことです。
医療機関のみで使用できる医療用レーザーを使用するため、安全かつ高い効果が得られます。また、毛のメラニン色素(黒い色素)のみに反応するので、お肌へのダメージが極めて少なく、安全・安心な脱毛が行えます。
医療レーザー脱毛の特徴
- 施術時間が短い
- 電気針脱毛に比べると医療レーザー脱毛は短時間で施術できます。
- 例えば、両わきの施術時間は5分程度です。
- 痛みが少ない
- 個人差はありますが、電気針脱毛に比べると格段に痛みは少ないです。
- 美肌効果
- レーザー照射に熱によって線維芽細胞が活性化し、コラーゲンの産生が促進されます。それにより、美肌効果も期待できます。また、メラニンに反応するレーザーを使用するため、しみ、そばかす、肌のくすみの改善も期待できます。
効果的な照射時間
- 皮膚と毛髪では組織構造に違いがあり、熱を分散する速さが異なります。
- 皮膚の熱の分散よりも毛髪の熱の分散は遅くなっているため、毛髪が熱の分散を行うよりも短い時間で、しかも皮膚が熱を分散できる時間よりも長い照射時間を設定する必要があります。
- LIGHTSheerのレーザーは、皮膚に影響を及ぼすことなく毛髪の細胞を破壊できる照射時間でレーザーを発振することができます。
冷却効果
- メラニンを含んだ皮膚にレーザーを照射すると、熱の影響で皮膚の温度も高くなります。
- 皮膚の温度が高くなると、熱傷を起こす可能性が高くなります。
- 皮膚の温度を下げることによって、皮膚を守ることができます。
- LIGHTSheerは、冷却装置を備えており、皮膚を熱傷から守ることができます。
施術回数 施術間隔
- 施術回数
- 休止期・退行期にある毛髪が、成長期になるタイミングにあわせて、数回の処置を行う必要があります。
- 毛の周期は、生えている場所によって違いがあり、毛髪の太さや、密度などの個人差もあるため、5回ぐらいを目安に処置を行います。
- 施術間隔
- ヒゲなどのように、毛の周期が早い場所の施術に関しては、2週間程度の間隔をあけて処置を行います。
- 毛の周期が遅い場所の施術に関しては、一ヶ月以上の間隔をあけて処置を行うと効果的です。
注意事項
施術前1ヶ月~1.5ヶ月の期間に長時間(30分以上)日光を浴び日焼けした方や、日焼けサロンでの日焼けを行った方は施術を受けられません。
また、施術後1ヶ月以内に長時間日光を浴びるような予定のある方は、避けていただいた方がいいです。(どうしても必要な場合、施術後は十分な紫外線対策が必要になります)
過剰に日焼けをしている肌は、メラニン色素が増えて活性化しているため、レーザーに強く反応しすぎてやけどや色素沈着を引き起こす可能性があります。
施術を受けていただけない方
- 心臓疾患、出血性疾患のある方
- 妊娠されている方(可能性がある場合も含む)
- 悪性腫瘍および悪性腫瘍の病歴がある方
- HIV感染の疑いのある方
- 飲酒、衰弱の激しい方
- 過度の日焼けをされている方
- 光感受性の強い方
※飲み薬、塗り薬を使用されている方は、必ずスタッフに伝えてください。
施術の流れ
1.カウンセリング
- 医師が施術の説明を行い、肌状態によって照射するレーザーの強さなどを決定します。
- 施術に同意されたら、同意書をご記入いただきます。
2.写真撮影
- 経過・効果の確認のため、写真撮影をさせていただきます。
3.施術前処理
- 施術前に照射部の毛を剃ります。(できる限り自宅で行ってきてください)
4.レーザー照射
- 皮膚の反応を確認しながらレーザーを照射します。
- 施術の時間は施術部位によって多少異なりますが、両わきでおよそ5分程度です。
- 当院では女性の看護師がレーザーを照射いたします。
5.施術後処理
- レーザー照射後は皮膚が少し火照りますので、充分に冷やして沈静させます。